Kick Out the World

技術的なメモとかポエムを書きます。

Perl入学式に参加しました

2014年度のPerl入学@大阪に全6回を生徒として参加しました。

今まで振り返りや発信をあまりしてこなかったので、 全6回が終了したこのタイミングでエントリーを書きました。

Perl入学式とは

「プログラミングに興味があるけど, ちょっと難しそう...」と思っている貴方!

「他の言語使いだけど, ちょっとPerlも使ってみよっかな?」と思っている貴方!

「仕事や研究でPerlを使い始めたけど, ちょっと自信ないな...」と思っている貴方!

「プログラミング未経験者」から「Perl初心者」を対象としたワークショップ, 「Perl入学式」で一緒にPerlで学びましょう! プログラミングの「プ」の字も知らないあなたでも大丈夫. 経験豊富な講師とサポーターが, あなたの学びを全力でサポートします.

さあ, 私達と一緒にプログラミングの楽しさを体感しましょう!

とあるようにプログラミングやPerl初心者向けの勉強会です。

詳しくは以下のページへ

Perl入学式 | Perl Entrance

自分について

遅くなりましたが、これから書く内容の前提を兼ねた簡単な自己紹介を。

STCといいます。由来はそのまんま自分の名前です。本名知ってる人はそっちでも構いません。

SIerっぽい会社で組み込み系の仕事をしている社会人もうすぐ4年目のエンジニアです。

会社の性質か仕事の当たり運なのか、コードをガリガリ書く仕事は今まで経験が無く、日々消耗しています。。

プログラミングのスキルとしては、情報系の大学で学んだC言語Javaの基礎部分、入門書等が理解できる程度です。Perlは全くの未経験です。 組み込みLinuxの構築とかやってたので、黒い画面は少し仲が良いです。

参加への動機

仕事とは関係なく学習するキッカケづくり

技術を身につける手っ取り早い手段としては仕事で経験することかと思いますが、 その時の仕事の内容や負荷に左右されることが多くなり、結果として仕事に必要な範囲でしか身につかないことも多いので、自分自身のモチベーションとして何か1つの技術、ここではプログラミング言語を身につけるキッカケとして定期的に開催される勉強会に興味を持ちました。

社外のエンジニアとの交流

社内外問わず閉鎖的な会社であり、日々の仕事の中でいわゆるエンジニア的な会話をすることが皆無な環境にいるので、社外のエンジニアと情報交換したり、刺激を受ける機会があればと思っていました。

なぜPerlなのか

「ちょうどPerl入学式の募集があったから」

同じ時期に他の言語で同様の勉強会の募集をしていたら迷っていたかもしれませんが、 お手軽にテキスト処理やWebアプリが作れるLLに興味があったので、「これだ!」と思って参加することにしました。

実際、関西は東京とは違って、入門を含めた勉強会も多くはないので、これを逃したら機会は無いと思って即決でした。

感じたこと

だいたい第1回から順を追って感じたことを書いていきます。

環境構築

第1回のメイン作業がplenvなどの導入だったのですが、私も含めたMacOS組は難なくあっさりと終わりました。

よっぽど変な弄り方をしなければ、だいたい皆同じ環境になるかと思うので、エディタなどを含めてその他開発環境の選択肢も多いので、CUIに慣れていなければ、Mac安定かと思います。

参考書

Perl入学式のテキストは以下のリンクから辿って行くとGitHubで管理されており、いつでも見れる状態にあります。

Handout - Perl入学式 | Perl Entrance

テキストもプログラミング初心者でも読めるよう丁寧にまとめられているので、それだけでも十分なのですが、個人的には1冊ぐらいは手元に体系化された情報が欲しいので講義の中でオススメされていていた以下の通称リャマ本を買いました。

初めてのPerl 第6版

初めてのPerl 第6版

リファレンスやオブジェクト指向などは載っていないので、Perl入学式の範囲を全てカバーしているわけではないですが、基本の部分は網羅されるので、多少プログラミングの経験があればサクッと読めるかと思います。

講義では時間の都合上、端折っている部分もあるので、PerlTMTOWTDI(やり方はひとつじゃない)の精神となる色んな書き方ができることも学ぶことができます。

私は第1回が環境構築だけで物足りなかったので、第2回までの2ヶ月間でほとんど読みきってしまいました。

テキストの活用

上記の通り、第1回の後にリャマ本で大部分を予習をしてしまったので、講義の内容は知っていることが多かったのですが、ちょっと文法を忘れてしまった時、本を取り出すよりも先にテキストのページを開いて確認できるので予習復習に便利です。

練習・復習問題も解ければちゃんと身につくようにできているので、活用するのがオススメです。

私はこれでリファレンスの壁を乗り越えました。

周りの参加者

2回目ぐらいまでは、プログラミング初心者や私のようなPerl初心者は多かったのですが、3回目ぐらいのリファレンスなどのPerl特有な要素が出てきた辺りから参加者が減り、ある程度プログラミングやPerlが分かっているメンバーに固定化しつつある印象でした。

理由は分からないのですが、せっかくの機会が勿体ないとは感じました。

質問をすること

そこそこ予習をしてしまったので、自分はあまりできなったのですが、「質問は気軽にしてください」とよく言われます。

内容自体はテキストを読めば予習復習で何とかなることが多いのですが、実際、勉強会に参加する一眼メリットは直接分からないところが聞けるところだと思います。

私も講義中に疑問に思うことはあったのですが、質問する前に手元で調べて自己解決することが多々ありました。

他の人が質問したことが自分にとっては突拍子も無く勉強になったこともあったので、今思えば他の参加者と疑問点を共有するために積極的に質問した方が良かったかもしれません。

自己解決も大切なスキルかと思いますが、皆の前で質問をすることが苦手な人も多いので、このバランスは難しいです。

懇親会

これも毎回行きました。

時間と金銭と健康に余裕があるなら参加した方がよいです。食事を共にするとグッと距離が縮まります。

講義中に聞けなかったことを聞くのもあり、エンジニア話に花を咲かせるもよし、そしてPerlの話をした覚えがあまり無い。。

サポーター方々と生徒私1人のこともありましたが、その時はディープな話が聞けたり貴重な機会でした。

開催間隔

第4、5回ぐらいの時期は仕事が忙しく全くPerlに触れる機会が無かった時でも、参加し続けることで、その度に学習のモチベーションを復活させることができました。

2ヶ月間は身につけたものを完全に忘れるギリギリラインなので間隔としてはちょうどよかったです。

まとめ

Perl入学式としてはプログラミングやPerlの基礎を身につける場所なので、これだけ十分に使いこなせるというものではなく、そこから先に何を身につけるかはその人の目的次第なのかと思います。

現時点では、仕事で使うようなちょっとしたCUIツールをサクッと作ることができそうだし、Web方面も技術を身につける手段としてもPerlを使っていきたいです。

大阪では補講は無いのですが、サポーターのtomchaさんが開催されている「なにわPerl」ではもくもくと勉強したり、分からないことを質問したり雑談することができる機会もあるようです。

1年間という期間に対して身につけた技術の量としては決して多くはありませんが、Perl入学式が学習するキッカケやモチベーションとなり自分がエンジニアとして成長するためのエンジンとなったことには間違いは無いです。

ありがとうPerl入学式!!